音の旅、ゴルトベルク変奏曲
ちょっと前の話やけど、久しぶりにリサイタルに行った。
各地でやっている小山さんのベートーヴェンのソナタ30番とバッハのゴルトベルク変奏曲のリサイタル。
リサイタル行くにあたり…
ちょいと真面目な格好をしようか…一年前、シューマンの飛翔をおさらい会で弾いたときのワンピでも着るか…着る機会ないし汗。
あれから1年しか経ってないのか…。
ピアノに関しては(?)日々大事に生きていて、1年が3年くらいに感じる。
歳を取るにつれて、1年が半年くらいに感じたりと短くなる傾向にあるが、大事に過ごしているとそんなことはないとか。
また、変化が多いと長く感じやすいらしい。
ピアノに関しては、いろいろあったしね。
教室も3つ目だし!
………
さて!
ゴルトベルク変奏曲を1時間集中して聴くのは初めて。
凄い楽しみ。
というか、ゴルトベルクがバッハの弟子の名前ということを初めて知ってんけど…あんまり詳しくないねん汗。
あ、今回の詳しい感想とかは書かないデス。
リサイタル………
小山さんのはじめの挨拶…人柄が溢れ出る温かいものだった。
ベートーヴェンから…厚い演奏。
3楽章はゴルトベルク変奏曲に繋がるような構成になってるかな。
美しいな…と思う時をいただく。
休憩を挟んでバッハへ。
ここから1時間の休憩がない演奏が始まる…。
ゴルトベルク変奏曲。
アリアから30の変奏、そしてまたアリア。
後半の技巧はとてつもなく難しそう…
華やかに舞う手…
高速にクロスで飛び交う手…
多くの声の掛け合い…
1時間…プロ中のプロでも完璧に弾ききるのは難しいだろう…
コンチェルトとかも長いけど、少し弾かない間があったりもするが…この曲はずっと弾きっぱなし。
ミスしても引きずらずに行くのがプロ…そうでないと、あっという間にグチャグチャになってしまうだろう…
小山さんはとても楽しそうに弾かれていた!
好きな変奏だけでも弾いてみたいと思った。
難し過ぎて弾けない変奏もあるだろうけど。
…ハチワレはすぐ泣きマス。
音の旅に連れて行ってもらった一時間、最後のアリアはやはり最初のアリアとは全然…違っているのか、違って聞こえるのか…
…泣いてしまった。
(書いてないけどベートーヴェンでもちょっとね、ほんまにすぐ泣く人デス汗…いつも堪えてるケド)
小山さんは最初と最後のアリアを同じように弾いてると言われていたが、一時間という時間を通して、やはり変わってしまうのだという。
それは小山さんだけでなく聴いている人も同じだろう。
もし、本当に同じアリアを弾いていたとしても、聴こえ方は違うだろう。
………
こういう手や身体の使い方だとこんな音色でこんな表現というのは(平たい言い方でスミマセン)、昔より理解が進んでるかな。
生演奏だとよくわかるし、とても勉強になった(よい座席だった)。
試してみたい弾き方もたくさんあったな。
……
家に帰って、すぐ平均律のフーガを弾く笑。
ちょっと小山さん真似てみる笑。
うん、演奏見る前より全然いいと思う(甘い自己評価)。
でもね、本当に!
何かよくなってる。
ゴルトベルク変奏曲の最初のアリアと最後のアリアが違うのと同じじゃないかな?
音の旅の後やもん、やっぱりピアノへの向き合い方も変わるやんね!?
…なんて思ったり笑。
……
やっぱり生演奏いいね。
今年はコンチェルトも聴きたいな。
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